$20 LibertyHead Double Eagle (1849 – 1907)

19世紀半ばから始まったカリフォルニアでのゴールドラッシュを受けて、財務省は従来の$10イーグル金貨を超える$20ダブルイーグル金貨の発行を開始しました。
1850年から1907年のダブルイーグルはリバティヘッドタイプで、デザインの違いによりTYPE1(1850~1866)、TYPE2(1866~1876)、TYPE3(1877~1907)の3タイプがあります。
また、フィラデルフィア、カーソンシティ(CC)、デンバー(D)、サンフランシスコ(S)の各鋳造所で発行されており、非常に種類の多いコインと言えます。
デザインはジェームス・B・ロンガクレス。13個の星に囲まれたミス・リバティの肖像と鷲と盾のデザインが施されています。

1857-S S.S. Central America

1857年9月12日、蒸気船「SSセントラル・アメリカ号」は、ゴールドラッシュに沸くカリフォルニアから大量の金の延べ棒と7,000枚以上の金貨を積んでニューヨークに向かう途中、ノースカロライナ州の沖合200マイルの大西洋で沈没しました。
その後130年間、7,200フィートの水深の海底に眠っていた財宝は1986年、探検家と投資家のグループにより発見されました。
引き上げられた1857-S $20ダブルイーグルの殆どは当時のままの外観で非常に良好な保存状態です。